2010-09-13(18:23)
1,000円からの積立について、別視点から。

最近では、証券会社が1,000円からの積立が出来るようになっています。非常に良いことだと思います...と思う反面、どうかなぁとも思うこともあります。「1,000円から投資が出来る」という見方もありますが、「1,000から投資が『できてしまう』」とも思います。

以前、住宅ローンについて「『住宅ローンが借りやすくなった』ことは本当に良いことなのか?」と問題提起をされていた方がいました。つまり、年収・生活費等の資金繰りがうまくいくかどうかのプランを立てずしてローンを借りることが出来てしまう...と言う流れは本当に本人にとって良いことなのか? とのことでした。証券投資についても同じ事が言えたりしないでしょうか?

世の中、投資が全てではなく、投資が出来ない人...というか、するに値しない人(と言うと失礼ですかね)、つまりは投資するほど余裕資金が無い人・投資よりも貯蓄をすべき(というか、緊急予備資金が無いため、「預金」という資産運用をする必要がある)人が沢山いると思っています。

そういった方が「1,000円から出来るのだから」と安易にやってしまう人がいるのではないでしょうか。正直、生活資金がギリギリの人にとって必要なのは貯蓄・緊急予備資金だと思います。生活資金が足りなくなった時に投信を解約したってすぐには引き出せませんし、その間サラ金から借りるのであれば利息がかかります(短期間であれば0のものもありますが...) 更に、ギリギリの家計である人が1,000円積立をしても、さして利益はでないでしょう。緊急時に引き落とす際のコスト(換金できるまでの期間・手数料...は投信であれば保有期間に応じた%なのであまり関係ないでしょうか)等であまり割に合わないと思われます。(そのお金で利回り10%の商品券を買った方が良いのでは?)

「投資の勉強を」という考えもあります。確かに実際にやらなきゃ分からない部分もありますが、投資の勉強をするだけならバーチャル取引でも良いとも思います。

金融の知識・投資の知識がある中であれば、自由化は良いと思いますが、知識があるとは言えない(と思っている)中で、敷居だけ下げても、モラルの低い・無計画な投資をする人が増えたりしないでしょうか? と危惧してしまうのです。(パソコン算入の敷居が下がったことで、セキュリティを知らないままネットに繋ぐ人が増えて情報漏えい・事件が起きた、っていうのと同じ感覚です)

更に言えば、投資=証券投資だけでは無いと思います。英会話の勉強だって人的資本への投資です。投資=株・債券・投資信託である必然性もありません。(自分への投資を行い、生活を回し、貯蓄を行ない、その他に他者の付加価値創造に期待する証券投資があるのだと思います)

証券投資出来る・出来ないの敷居を下げると共に、「そもそも投資が必要なのか?」という考え方も必要なのかなと思う今日この頃です。(ただ、この投資が必要な金額は総資産いかほどからか? と言われると、困ってしまう所もありますが。少なくとも総資産10?20万円で日々の暮らしがカツカツな人がやるべきものじゃないと思っています)

ただ、これは「『投資』ありきでライフプランが無計画」の人についてのお話で、そもそも「証券投資をしよう」と、既にやっている・余裕資金という認識を持っている人にとっては1,000円単位の積立は非常に有用だと思います。

従来の10,000円からという状態だと、月収10?30万程度の人間では積立による分散がうまく出来なかったですし(5万円貯蓄・投資に回せるとして、20%刻みでしか投資が出来ませんでした) 更に、1,000円単位だと、複数の資産クラスへの投資配分が非常にやりやすくなりますしね。
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