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僕は401kの資産は全て海外資産で占めています。外国株式(とわずかの外国債券)インデックスファンドのみで保有・運用です。理由は単にコストのお話で、信託報酬額が通常の証券会社で買うより低いからです。401kの基本的な考え方として、「401k内の資産単体で考えるのではなく、普段の貯蓄・投資資産額などもひっくるめてトータルで考える」というのがあるので、これに則って考えると海外資産保有が一番最適かなと思っています。
一般のインデックスファンドの信託報酬と、401kの信託報酬を比べた場合、一般的に401kの方が優遇されています。で、その優遇されている差分をそれぞれ見てみると、外国株式のファンドが最も差が大きかったんですね。なので401kの資産は優先的に海外株式を割り当て、通常の資産で他の資産クラスを持ってアセットアロケーションを考えるようにしています。
ただ、これは「海外資産を組み入れる」というアセットアロケーションありきの考え方なので、そこは要注意(「海外株式が上がると思っているから一点買い」と言われたこともあるので...) あくまでも「何の資産をどれくらい保有したいのか?」で、低コストに保有する方法を考えるのが良いと思います。
で、気になったので、通常のインデックスファンド信託報酬と401kのインデックスファンド信託報酬を比較してみた。

401k・・・DCダイワxxインデックスを採用
http://www.daiwa-am.co.jp/funds/dc/index.html
通常の証券会社・・・CMAMxxインデックスeを採用
https://www.sbisec.co.jp/ETGate
CMAMは設定してからまだあまり時間がたっておらず、401k側のファンドと単純に比べるのもどうかと思いますが、一応差はでました。やっぱ、海外資産(外国株式・外国債券)が最も差が大きいです。
ただ、「海外株式で損が出たら? 老後どうするの?」とか言う人もいましたが、もし評価損が出た場合は普段の預貯金から当てればいいんです。「海外資産を組み入れる」のが前提の持ち方なので、401kで海外資産を保有していようが、通常の証券口座で保有していようが損益は一緒ですから。(ファンドが違うと微妙に差がでるかもしれませんが、ベンチマークが一緒ならほとんど同じでしょ?) 老後の資金を401k内で完結させる理由もないですからね。
もし401kのみで老後の資金を十分にカバー出来るだけ用意できた場合は、401k内の老後資金意外の部分については、無理して海外資産にする必要はないと思いますが。そうは言っても、僕の会社は401kの積立額が低すぎて(会社で勝手に決められている)ちょっと不満です。そういった点で、会社が積み立てている分だけ、個人でも401kに積み立てることが出来る「マッチング拠出」制度に期待しています。
老後資金は少なからず必要と思いますので、大雑把でも目標を決めて、時間を見方につけて(貯蓄でも投資でも)資産を築いていくのが必要かなと思います。
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