2010-12-27(20:43)
半値になっても儲かる「つみたて投資」 を読んで。


半値になっても儲かる「つみたて投資」 (講談社プラスアルファ新書)半値になっても儲かる「つみたて投資」 (講談社プラスアルファ新書)
(2010/12/20)
星野 泰平

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なんだかブロガーさん周りで紹介されていて、とりあえず読んでみました。長期積立による投資手法によるメリットを述べています。どちらかというと他の本では「合理性」について書かれていることが多い中、この本は「メンタル面」からのアプローチをとっていると思いました。人間、感情が入ると合理的な考え方が出来なくなる事が多いので、メンタル面は重要と思いました。

この本を読んで、少し積立投資・コツコツ投資というもの(同時に、インデックス投資というもの)について考えてみました。

僕自身、長期積立という投資手法については賛成です。ただ、暴落・暴騰や市場の今後を考え、長期積立が有利・有効ではないと思われるケースもあると思います。上がると思うなら一括購入ですし、下がり続ける市場にとって長期積立は不利です。万能な投資法は存在しないと思っているので、積立投資も万能では無いと思っています。

ただ、有能ではない人(業界の中心・内部にいる人間や、ビジネス感覚を持ち、経済情勢を本当に見抜く力のある人以外のコト)にとっては、一番無難・かつ有効な投資法と思っています。自分はまだ有能とは思えないのでベースは長期積立戦略で投資をしています(同時に他の知識や手法も勉強中ではありますが、基本的には積立投資をメインにしています)

※特殊な投資法を謳って金をだまし取る詐欺師の存在、様々な法律を知らないことによる思わぬ損失、信じた人間・投資法がハズレてしまうというリスクなどがあるからです。事前にそれを見抜く力があるのか? が重要なポイントと思います。

そういった中、この本はメンタル面からのアプローチをしており、安心しながら投資ができるのだと思いました。最良を目指すと先は長くキリがありませんが、(到達点があるかもわかりません) 普通の人は長期積立が最善なのではないでしょうか。あとは自分の想いに応じて、自分なりのアレンジを加えていけば良いのかと(資産の一部で試してみる感じで)

ただ、本の中で「給料が右肩上がりである時代は終わる」「年金が...」と聞くと、ちょっと疑問に思います。たかだか4?5%程度の利回りがあるか無いかのポートフォリオを組んで(税金等の考慮は? などもあります)、劇的に改善する世帯がどれくらいあるだろうか? 給料が下がる中で積立を続ける努力・忍耐力が必要ですし、年金が破綻した場合の負担(数千万単位にはなるでしょう)を運用益で賄うことが出来る世帯は少ないのでは? というのが率直な感想です。投資による収益は必要な資金を賄う一部分と考えるべきと思いました。積立投資「も」必要と思います。老後資金をストック側(資産)で用意するのであれば、まずは貯蓄体質を作るのが大事と思います。(あわよくば証券投資収益以外の副収入)



話は変わって、積立投資、すなわち「ドルコスト平均法」については、期待リターンが変わるわけではない(単なる気休め)し、下がりゆく市場についてはさして有効な方法ではないと行ったことが言われていたと思います。正直なところ、この本を読んでいると必ず回復局面がある例が載っていたので『「株価が行ったり来たりする市場」が前提なのか?』と思いながら読んでいました。すると気になるのは「そんなことはあり得るのか?」ということです。

ただ、「下がり続ける市場」ってどんなものだ? と考えてみました。要は(例えば日経平均株価)10,000円だった場合に「不況だから9,500円が適正だろう」と思い9,500円になる。その後、「いやいや、もっと悪い。9,000円が適正だろう」と思い、9,000円になる。その後、「んー、やっぱまだまだだね、8,000円が適正だろう」と思い、8,000円になる。こうやって「予想」→「違った。まだ下がる」を続けることで、どんどん株価が下がっていきます。

最初っから5,000円程度が適正価格と思えば、一気に5,000円まで下がるはずですからね。徐々に下がるということは、「悪い材料が定量的に出続ける」もしくは「完全に0円が望ましい」状態でないと、下がり続ける市場はありえないかと思うのです。

また、下がる市場を3回も立て続けに経験したら、人はかなり保守的に換算するのではないでしょうか? すなわち、「実際には7,000円だと思うけど、、、5,000円位で見といたほうが良いな」と。将来を見越して価格形成されるのが株価だと思っているので、過小評価になりがちでは。で、いずれは「大丈夫だろう」と思って少し上向き、また調子にのってバブル・変な商品が出まわり、その後暴落すると。

すると、市場が完全に0にならない限り(全国にミサイルでも打たれれば...)、どこかで上向くのではないか? と思いました。そうなるのであれば積立投資は(上記の著書のように)かなり強い武器になると思えました。



まぁ、色々思いましたが、どちらかというと市場から資金を引き上げるときの株価が重要だと思う今日この頃です。
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