お金が貯まる5つの習慣―節約・投資・教育・計算そして感謝 (平林亮子)
持家の是非やいい借金と悪い借金など、「金持ち父さん貧乏父さん」を意識した記述が多いですが、何かあったのでしょうか(笑)
本書では、習慣を「節約」「投資」「教育」「計算」「感謝」の5つに分けて思考方法をまとめています。
自分はまだ全然金持ちにはなれていませんが、節約や計算に関する考え方は結構かぶっているところがあって、感謝の面では非常に足りないような気がしました。
それにしても、意外と金持ちは特別なことをやっていないと改めて認識します。TVで有名な経営者もいますが、それはごくごく一部であって大抵は地道な努力をして、その「市場」に居続けることで、どこかで開花する...そんな感じがしました。タイミングを見計らって「えいや」で市場に参加して金持ちになるわけではないと思います。そんな「市場に居続けるための習慣」がこの本にまとめられています。
各章で一見して「え?」と思うところも、詳細を読むと納得なものが多かったです。
・17 預金よりも借金をする
将来の稼ぎを先に使っている、という点を意識した上でということ。
・23 家族の保証人になる
家族の教育も込めているとのこと、ただ最悪のリスクは冷静に考える。
・28 住宅ローンの繰り上げ返済はしない
手持ちの現金が無くなった時に再度借りることを考える。
非常に読みやすいので、気軽に読んでみるのもよいかと思います。
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