2011-07-01(21:10)
金融商品にレバレッジをかけてもリターンは増えない

「FXではレバレッジをかけられるから、ハイリターンを狙える」とか言いますが、大嘘です。レバレッジはリスクこそ増大させますが、リターンは増えません(むしろ減ります)

リターンには、今から将来を見たときの期待リターン(期待値)と、今から過去を見たときの実績リターン(結果)があります。リターンという単語は時々ごっちゃにして利用されることがありますが、金融の世界において「リターン」と言えば、期待リターン(期待値)のことを指します。

例えば丁半賭博で、当たれば倍、外れれば没収といったギャンブルを考えます。当たれば2倍、外れればゼロ、丁半の確率は(サイを意図的に振らなければ)50:50になります。このギャンブルの期待値はプラスマイナスゼロです。

100円を賭けたとして、0円か200円かになる丁半賭博。これを仮に1万円を借りて10,100円にして勝負しても、100万借りて100万100円で勝負しても、期待値がプラスになる(=やり続ければ平均的には儲かる)わけがありません。損得の金額は大きくなりますが(リスクは増えますが)、期待リターンの向上には一切貢献しません。むしろ、借りたお金に利息が付くケースでは、期待リターンはマイナスになります。

金融商品のレバレッジは原則、「自信・確信がある」時、「投資したいけど資金が足りない」時に使うべきと思っています。他の人は50:50だと思っているが、自分は90:10であると自信・確信があるとき、もしくは、平均的にプラスに成ることがわかっているけど、資金がない...こんなときに、レバレッジをかけて大きな実績リターンを期待するというのが正しい使い方と思います。(そして、その自信・確信は自分が思うほど磐石じゃなかったりします)

レバレッジは、「大きな金額を小さな資金で動かせる」というメリットがありますが(住宅ローンもレバレッジですよね) レバレッジをかける分リスクは増大しています。ましてや、レバレッジをかければ期待値が増えるなんてことはありませんので、ご注意下さい。「レバレッジがかけられるから良い」という単語は非常に良く聞く言葉なのですが、ただただ「レバレッジ」と言いたい人も多分に多いのかと思う今日この頃です。

なお、金融商品以外のレバレッジは重要だと思います。私はTwitterを利用していますが、TLを見ると、ブログの良記事や考え方等がツイートされます。セミナーで知り合った専門家の方たちも、自分で1から調べずとも情報を聞いて、調査時間を大幅に短縮出来ます。こういうIT・人脈のレバレッジは存分に使うべきだと思います。
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