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金持ち父さんの起業する前に読む本 -ビッグビジネスで成功するための10のレッスン

2011/07/17
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金持ち父さんシリーズは結構読んでいます。このシリーズは好きな人と嫌いな人が分かれる本と思います。ただ、私はお金の勉強をしようと考え始めた頃に読んでいたのですが、基本的なお金の流れ・考え方を知るのに非常に良い本だと思っています。(...が、いかんせん、この本を元に群がるのが安易に金持ちになりたい人、金持ちになること自体が目的化している人が多く、そういうのは嫌いです)

このシリーズの本を読んでいくとわかるのですが、(「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」など) 金持ち父さんシリーズにおいて、「キャッシュフロー=不労所得」「不動産投資で儲けられる」と考えている人は、まだまだ読めてないなぁとも感じます。金持ち父さんシリーズは普通の自己啓発本・起業本だと思っています。著者の使命がお金に関することなので、その話題が多いのかと。

シリーズ最初の数冊はやっぱりお金の話が多いのか、「金持ちになる」色が強いと感じますが、本書や「若くして豊かに~」などは大金持ち云々の話ではなく、ビジネスの立ち上げ方や新しいものに向かうスタンスなどがメインで述べられていると感じます。

本書であったのは、何よりも「使命」が大事、と言う事ですね。(「理念」とも置き換えられるのでは) 「どうやってやるか」ではなく「なぜやるのか」が大事。結局、目的をはっきりさせ強い意志を持つことだ、だと思います。お金とかではなく、想いの強さが成功を決めるとのこと。それがあった上での、起業するにあたって必要なキャッシュの流れや制度を知るという話になると思います。この辺を聞くと、普通の成功者の本や投資セミナーで言われることと似てくる部分もありました。

お金の話がメインですが、特別このシリーズの本だけあえて嫌われる必要もないのかなと思っています。まぁ海外の人の本なので、日本人向けか? って言われると肌に合わない部分があるのかもしれませんね。

本書は、失敗談が多く書かれています(あえてそう書いたとのこと) 自分のポリシーが「『まずやってみる』のも大事だが、『あえてわかってる失敗はしない』」が基本だと思いますので、他人の失敗を知っておくのは大事と思います(愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ) 特許を取らずにパクられてしまったエピソードは「なるほど」と思いました。

「金持ち父さん」のタイトルから、楽して大金持ちみたいな感想を持つかもしれませんが、少なくとも本書は普通の起業指南本と思います。読んでて面白かったです。まぁ、私は考えた結果、本書のような投資ではなく、著者が嫌う分散投資に落ち着いていますけどね。
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PET
Admin: PET
個別株式、及びインデックス投信を積立&長期投資によって資産形成を目指すいちサラリーマン。詐欺/嘘/騙し商品の撲滅を目指す。うまい儲け話の利益は貴方の財布から。
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