2011-08-18(15:28)
「インデックス投資が理解できない」とのこと

ちょっと友人とインデックス投資バトル(?)になりまして。その方は、未公開株などで儲けているようです。言うには「インデックス投資というものが理解出来ない」ということで、色々とお話していました。

「インデックス投資」には色んな意味がくっついていて、実は本当の定義がよくわかっていません。が、以下の要素を持った投資方法が「インデックス投資」と一般的に言われているのではないでしょうか。

・「国内・海外の株式・債券に投資する資産配分を決めて投資する」
・「各市場の平均値と言われているインデックス値(TOPIXなど)に連動する商品を購入」
・「タイミングを図らず、売買せずに保有し続ける」

これに+αで「一定期間積立を行い続ける」というオプションが加わるのが一般的でしょうか(大きな資産を持たないサラリーマンは積立しか出来ません) そして、「インデックス値に連動する商品」は少額の資産しか持っていない人は、必然と投資信託やETF(上場投資信託)の保有になります。

※別に「インデックス」に投資していれば「インデックス投資」なんですから、日経平均先物デイトレードもインデックス投資になるかもしれませんし、レバレッジをかけてTOPIXのETFを売買するのもインデックス投資かもしれません。ここではとりあえず、上の箇条書きにした要素を持ったものを「インデックス投資」として書いてます。

その上で、こんな話が出てました。

■なぜ下がり行く市場へ投資するのかわからない。日本なんてこれから下火になるのに、なぜ日本株のインデックスを買うのかか理解出来ない。

→日本株式における是非は色々と言われていますね。昨今のリターンは横ばいだし、これからも期待は出来ないと。それは色々な考え方があって良いと思います。

ただ、そもそも「インデックス投資=国内外、株式と債券を全て組み合わせなければいけない投資」でもないですからね。資産配分(アセットアロケーション)を決める配分は人の思いによりますから、日本株式がダメだと思えば、組み入れない資産配分にしても、インデックス投資だと思います。

その上で、自分が日本株式を組み入れている理由としては、「これから更に下がると言う確信が持てない。が、市場原理から考えて、基本的に株式はプラスのリターンをもたらすように値付けされているハズなので、日本株式『も』保有している」となります。

日本株式を組み入れるのが必須ではありませんので、下がると思う人は日本株式インデックスを組み入れる必要も無いと思います。また、下がると言う確信があるのなら、ETFの空売りを検討するなどすれば良いのではないでしょうか。

■上がるか下がるかわからないのなら、投資しなければいいのでは。

→「休むも相場」と言う格言もありますが、タイミング投資をする人にとってこの言葉は大事と思います。が、私としては「休んだとして、いつ再開したら良いのかのタイミングがイマイチわからない」です。いつ上がるか? 下がるか? を日々気にしながら投資するのは大変ストレスも手間もかかります。同時に「市場に滞在していない事」によるリターンの損失があると考えています。

大前提として、「株式・債券はプラスのリターン(期待値)がある」という考えを持っていますので、投資すると決めた資産は、ホールドしておく方が良いと思っています(株式投資のリターンの源泉はトレードではなくて、ホールドが原則だと思います)

自分も、行き過ぎた市場が目に見えてわかりそうな時のためにキャッシュを持っており、非常事態には少し買ったりしようとは思っていますが、それをメインにするつもりは無いですね。

相場が読める人はインデックス投資はやらない方が良いと思っています(そして、「相場が読める」という人の殆どが思い込みによるものだと考えています)

なお、「株式投資が必須」とも私は思っていません。リスク資産にどの程度投資するか(ゼロでも有)どうかも含めて最初に計画を立てるべきと思っています。

■「損をするかもしれない」と言うのに、なぜインデックスが良いのか理解出来ない

→まず、他に損をしない投資法があるのなら、それをやれば良いと思いますし、知ってても自分が他人にタダで教えることは無いと思います。また、投資において「必ず儲かる」は詐欺の類ですので、そんなことは言えません。「損をするかもしれない」のは投資なら当然と思います。

なお、「平均値を取る投資がプラスのリターンを生みそうだ」という拠り所は、「企業は価値を生み出すものですし、人の力・欲望というものを信じている」からです。

「株主の為に利益が出せない会社なら、そのような会社は即刻潰して資本を回収すべき」というのが原則。ですので、そうならない所まで株価は下落していると考えています。流動性の高い市場では、不動産と違って変な値付けが付き続けることは少ないと思います。(=今後プラスのリターンを生むだろう、と言うところで下げ止まるハズです)

インデックス投資が良いと思う点は、手軽に・さして能力が無い人でも平均の結果が出せる所です。そして、平均を上回るファンドの大半が平均値に勝てていないという統計結果からみて、初心者がまず最初にやる投資法としてもお勧めができると思います。(書籍「ウォール街のランダム・ウォーカー」)

ただし、大儲けも大損も無いという投資ですので、大金持ちを目指す人がやる投資でないのは確かです。

■もっとインデックス投資の明確なメリットは無いのですか?

→自分は、インデックス投資商品を売るために活動してるわけでもないので、キャッチーな言葉で吊るつもりはありません。

売るため・広めるために言う事も出来ますが、それを前面に押し出す気もありません。「大儲け」というニーズには答えられない投資法なので、そういうニーズに対して勧めるものでもないと思います。

「手軽で、知識が無くても平均値がとれる投資。そしてプロが平均値を超えようとして大半が超えられない結果もあり、平均値を超える成果を出すプロを素人が事前に見つけられるかはわからない。」という点にメリットを感じるかどうかだと思います。

別にインデックス投資のみで投資しなくてはいけない、ということでも無いので。組み合わせてもいいんじゃないですかね。他に良い方法を見つけたのなら、そちらを採用すればいいのだと思います。




とまぁ、こんな話をしたと思います。基本的に、「株はトレードするもの」という考えだと、Buy&Holdのインデックス投資は理解しづらいのかもしれません。

「インデックス投資」が全てでもないですし、やりたい方法でやればいいと思うけど、よくわからない人ほどインデックス投資から始めたほうが無難ですよ、ってことでしょうか。

そこから直販に派生するなり、トレードを組み込むなり、個別株にするなり、どう動いても良いと思います。

他の投資法はノウハウも必要で時間もかかるし、大きな金額だと出来ないもの、投資できる機会が限られているものが多くて、「お小遣い稼ぎ」には有効かもしれませんが、「資産形成」に向いているかは微妙とも感じます。

そして、他にもっと良い方法があるのなら、出資を募って億単位のお金を早いところ稼いでしまえばいいでしょ? と思うのが正直な所です。
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今回の記事、インデックス派の考え方やメリットがきれいにまとまっていて、分かりやすいと思いました。
初心者の人にインデックス投資について説明するときに参考にさせて頂きますね。

インデックスに限らず長期指向の投資手法は基本的にBuy&Holdになるので、
短期のトレードで一攫千金を目指す人とは話が合わないんだろうな、と思います。

また、初心者にオススメという点では、行動経済学の視点と、投資の基本を学び経験を積むのに適している点もあると思ってます。
そこからアレンジして自分に合うスタイルを作り上げていけばいいのかな、と。
blogやコツコツ投資家の会で、実際にインデックス投資をしている人の中にも色々なスタイルの方がいらっしゃったので。

原則はインデックスかなと思います。

>takaさん
コメントありがとうございます。

いざ討論となって、自分でも色々と整理出来ました。
初心者の人に是非伝えて下さい。お役に立てて何よりです。

投資も、目指すものは人によって違うので、自分にしっくりくるやり方がベターかと思いますね。
中には、「株はゼッタイ損するからダメ」という方もいますしね。 (^_^;)
行動経済学の部分については、初心者は陥りやすい所が多いので、
やっぱり色々考えるとまず最初はインデックス投資かな? と思っています。

ただ、良くも悪くもお勉強理論なので、ここから派生していけばいいのかと思っています。
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