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2012-02-03(20:20)
年金破綻について所感

年金の記事を見て思ったり。

年金の支給開始が70歳になったら、「金融商品」としての損得はどうなるのだろうか?

やはり、金融商品への販売への第一歩として「年金不安」から入る営業が非常に多いと感じている中の記事でした。所々議論はされていますが、私の思う感想も大体同じで「年金は保険/社会保障の意味合いが強く、長寿へのリスクヘッジ。他の金融商品と比較するもんじゃないでしょ」と思っています。

支払っているのは「国民年金『保険』料」であり、更には国全体で考えるべき社会保障であるという認識です。「支払いたくない」のは良いですが、結局国民全体で誰がどう負担するか? と考えれば、殆どの人は恩恵を受けていると思っています(1/2国庫負担など。人頭税になって困る人は恩恵を受けていると思います)

払わないことをカッコイイ(?)とか、「国はダメなんだから」とか偉そうに言っている人もいますが、国民皆保険である以上、払う義務があります(民主主義制度である以上、国を作るのは国民という上での意見。文句だけ言う人はこの意識が低すぎます)



曲がりなりにもFP資格の勉強で基礎を押さえたのですが、様々な特例や制度(免除して負担ゼロでも、将来の年金受給額には加算されるなどなど)があり、問題はありつつもそこまで悪くない制度と思っています(特に、貧乏人に対しては) 主として長寿に対するリスクヘッジ。そして、障害や遺族への給付特約がある保険である、という認識です。(生活保護があるから、必要性が薄れるのでしょうか?)

「平均余命まで生きていてもあまり得じゃない/払い損だからダメ」という思考は、火災保険/自動車保険も含めて、全ての付加保険料がかかる(期待値がマイナスの)保険には入る必要が無いはずです。(リスクヘッジの対価として、付加保険料があるのは当然です)

平均余命までの利回りがたとえゼロでも入る意味のある保険であり(むしろゼロならリスクヘッジとしては十分すぎる) 何よりも「日本で生きる」上でのコストとも思います。日本を出る自由はあるので、どうしても嫌な人はそちらを選べば良いと思います。

※ただ、日本では(海外ではどうなのでしょう?) さも辛そうに「我々に死ねと言うのか」と言えば助けてくれる傾向にあるようで、それを見越して言っている戦略ならまた別と思いますが。悲しいですが、実際に大変か否かは置いといて、辛いと言ったもん勝ちですからね。



そもそも日頃からおかしいと思うのですが、なぜ年金が「貰える」「貰えない」の2択で論じられるのでしょうか。本当に「貰えない=0円」になんてなるわけないでしょう。

日本は法治国家ですから、憲法25条の生存権がある以上、国民年金をゼロには出来ません。(全員が生活保護/BIや衣食住の完全現物支給等、生存権が担保される仕組みになれば別ですが)

憲法違反にならないよう、(金持ちから取る、貧乏人から取る等)少なからず対策が取られます。これができないときは国の破綻。そして生存権を無くすとして、憲法を変えるためには、衆議院/参議院それぞれで2/3の賛成、その後国民投票で過半数取得です(9条改正で色々話題になっていたと思います)

(「政治家が信用出来ない」という、自分が有権者で、有権者が議員を決めているという事が頭にない人は置いといて) 議員で可決されても、最終的には国民が決められます。格差が広がって、一部の金持ちと多数の貧乏人がいると騒がれる中、過半数が「最低保証はいらない」と、谷底に落ちるレミングスのような行動をとるとも思えません。

商品を売る側の立場においては「わかりやすく」しなくてはいけませんから、0か1かに持って行きたがるのかと思っています。

「まだ先の事で想像になるから言えない」「下手に言った数字がアンカリングされてしまう」という点はあるでしょうが、冷静に見るなら金額の多寡で見るべきと思います。現在の国民年金の受給額が年間約80万(H23年度で788,900円) 現在の紙幣価値で、自分が貰うときはどのくらいだろうな? という話をすべき。これなら理由も聞いて意見交換出来るし、現実的。

また、「年金が破綻するから、90歳からの支給になるんだ」なんて議論も聞いたことありますが、90歳まで働ける(生活が担保出来る)状態なら良いと思いますが、そう見込んでいますかね。(それならそれで、社会保障としては満たされていると思います) コンビニ飯ばかりな現代人が年を食っても80歳で働ける人ばかりかどうか...ここは話してみても面白いかもしれません。(あくまでも長寿リスク、働けなくなった時の老後リスクをヘッジするためなので、平均寿命が上がり、働けるのなら引き上げは問題ないはず。いくら払っていくら貰うか? の選択だけと思っています)

個人的には「今の紙幣価値にして、国民年金2割減、厚生年金2割くらいかな」等と漠然と思っていますが(ただの適当な予想です) その個人個人の想定を元に生活設計を立てるべきと思います。確かに、もっとも安全な方向に間違えるのなら年金ゼロなのですが、ちょっと現実とは思えません。悪い方ばかりに見ると、思いきったことが出来なくなるとも思います。



※ふと思うのですが、現在少子高齢化なのは良いとして、30年も経てば、ある程度落ち着くと思うんですけどね...今は逆三角形型(縦軸が年齢、横軸が人数)ですが、数十年も経てば、今の老人は大体寿命が来て、長方形型の分布に近づくような。

仮に一度破綻でもなんでもしてリセットしたとします。再設計すれば相応の制度になるとも思いますが、その時のお年寄りには一律同額で年金を渡すか? と思うと疑問が残ります。再設計時に勘案すべきは「過去の納付実績」とも思うわけで。(中に浮いた年金等もありましたが、今は記録も是正されているはずです) 今の少子高齢化が未来永劫続くという前提で考えていると、逃げたくなるでしょうが、一旦リセットされるなり改善されるなりすれば、その時に見られるのは納付実績では? と考えています。(多少なりとも、未納者への配慮はあるでしょうが) 自分の資産と国への依存度合もアロケーション(配分)だと思っています。

まぁ何を言った所で源泉徴収されているサラリーマンは年金支払いから逃れられませんが。今の紙幣価値で約80万/年の受給、これが50万/年になると想定するなら、「(80-50万+本来想定していた余裕老後生活資金)×生きる年数分」を不足として考えれば良いと思います。



海外に資産を逃がす等も色々聞いていますが、少なくとも純資産1,000万以下の貧乏人には不要と思っています。そもそも、特殊な能力を持たないいち一般人が、全てのリスクに全て備えようってのが無理な話。能力(年収/人脈)の度合いから、取れるリスクにも、対策出来るリスクにも限界あるんですって。ある程度までやってダメならもう死ぬしか無いでしょう。ホントにヤバイ時に必要なのは億未満のおカネじゃなくて、命ですよ。人間、リスク対策をする為に生きてるわけじゃないですから。



年金に限らず、お金の話って特に0/1議論が多い気がします。投資/将来の資金の話をすれば「カネが全てなのか」と言われ、その反論として「カネじゃない! 一生懸命仕事を頑張ったり、人と生きるのが大事だ!」とか言われますが、なぜ0か1かだけで論じられるのかは日頃から不思議に思っています。

日本は、労働やサービスと食料を直接物々交換出来る国になっていませんので、少なからずお金を経由してやりとりする必要があります。お金は価値を測る尺度でもあるように、割合や金額度合い出みればよいのではと思うわけです。



何事もバランス良く、と思う今日この頃。
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