--------(--:--)
スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2012-03-20(14:57)
積立投資ゲーム in 札幌

今年の1月に横浜で開催された「積立投資ゲーム」を札幌でやっと開催することが出来ました。

参加者は9名、半分くらいは株式投資の経験が無い中で(積立投資という単語も初めて聞いたものだったと思います)、少し心配でしたが、これを機に「(売り買いのタイミングを見たり、パソコンの前でずっと調べ物をする以外にも)タイミングを気にせず、長期的に保有する投資の方法もあるんですよ」という事を伝えてみました。

ゲームの概要や、横浜で開催されたゲームのレポートについては、前回のゲーム会で様々な方がレポートを書いてくださっています。以下リンクより、参加者のレポートリンクがありますので、参照してみて下さい。

ゲーム監修:星野泰平さん
yasuhoshi つみたてblog

なお、本ゲームはWebにて公開してあります。ダウンロード出来るようになっていますので、ご興味がありましたら是非ダウンロードしてみて下さい。ご意見頂ければ改良していきます。
積立投資ゲーム特設サイト

※メリットもデメリットも伝えられるような作りにしているつもりです。ゲームで全てを伝えるのは難しい(実際にやるのが一番)のですが、疑似体験ということで、特徴を感じてもらえれば幸いです。



【積立投資ゲームの流れ】
■8種類ある(擬似的な)投資信託から1つを選択する
■1年に、1回だけ、1万円を、選んだ投資信託に積立投資する
■20年間(つまり投資元本20万円)を投資して、結果や途中経過の値動きなどを確認
■値動きは、カードとサイコロ2コを振った合計で決まる

今回、9名の参加者がいましたが、8種類ある中の資産クラスからそれぞれ1つずつ選んで貰いました(9人いるので、同じ物を積立購入した人もいます) 当初20年間、擬似体験する予定でしたが、終わった後に時間があったので、「泣きの10年」ということで合計30年間遊んでみました。基準価格の値動きは以下になりました。

【基準価格推移チャート(30年)】
基準価格チャート30年

今回の値動きの特徴は以下かな。

・[D]日本債券Idx(インデックス)投信は、安定的に上がっていた
・[F]先進国株Idx(インデックス)投信・[G]先進国成長株投信は、500円で最も低い価格まで落ちた後、怒涛の回復
→実際には、これはまずありえません...(20年目で500円から3500円に。個別株ならともかく、1年間で投信が7倍に増えるのはちょっとやりすぎかも)
・[E]資源発掘投信はなだらかな下落を辿っちゃった

さて、基準価格の動きを見るとこうでしたが、仮に積立投資を行なっていたらどうだったでしょうか。

【累計金額チャート(30年)】
累計金額チャート30年

基準価格500円まで落ちた投信が一気に回復したので、[F]と[G]が断トツに増えています。この投信を選んでいた人のテンションの上がり方がすごかったです(笑)

さすがにここまで増えるってことは現実では難しいと思いますが...(期待させすぎな気がしました。ゲーム改良の余地アリです) この2つの投信が、残り10年で500円から15,000円以上まで回復したものですから、他の投信が霞んでしまって仕方が無いですね。

安定的に増えていたと言う[D]日本債券Idxが、こうしてみると、イマイチな結果となっています(右肩上がりの場合、積立投資はさほど増えないですね)

さて、「泣きの10年」で延長したと言いましたが、当初予定の20年だったらどうだったでしょう。

【累計金額チャート(20年)】
累計金額チャート20年

30年とは全く違った見え方になっています(縦軸の金額幅が違うので、違うように見えるのは当然なのですが) まず、[G]新興国成長株は最後の値上がりを持ってしても元本割れしています。(500円→2000円と、4倍になっていますが、追いつかず) それでも、[F]の先進国株Idxは怒涛の上がり方ですが...これは異常な上がり方ですね。

それぞれの投資元本と結果はどうだったでしょう。

【投資金額と結果(30年)】
投資金額と結果30年

[E]資源発掘投信は元本割れしていましたが、他は元本を超えたようです。

※「勝ったのは?」と言う列と共に、一括と積立の投資結果について記述があります。一括投資と積立投資ですが、一概に比較出来るものでは無いのでここで補足しておきます。投資開始年の時、手許に持っている資金量がそもそも違うので、単純に比較は出来ないです。
※一括投資は「現在」のお金を「一度」に投資する方法。(現在のお金→預貯金など)
 積立投資は「未来」のお金を「分割」で投資する方法。(未来のお金→給料など)

では、投資金額が20年ではどうだったでしょう。

【投資金額と結果(20年)】
投資金額と結果20年

赤色が多いですね...元本割れしている資産クラスが結構ありました。ちなみに、20年と30年。全ての8資産に等額だけ積立投資をしていた場合の結果は以下でした。

【20年】
・投資元本合計:1,600,000円
・積立投資合計:1,741,225円

【30年】
・投資元本合計:2,400,000円
・積立投資合計:5,838,300円

30年間では大きく増えすぎましたが、20年で、元本割れの資産クラスがあっても、複数の資産を持っていればマイナスとプラスでカバーしあえる分散投資の基本をお伝え出来たと思います。

ただ、このあと「泣きの5年」をやったらどうなるかわかりません。海外株が暴落すると一気に赤字化に向かってしまうでしょうし。(終わり際が大事!)

なんにせよ、途中経過を見たり、他の値動きと金額を比較したり、あと数年引き伸ばしてやってみたり、数十年経過しないとわからないものを、擬似的に体験してもらえたのかな、と思います。

<参考>各年の投資金額の推移。
リスクによるリターン



【感想など】
途中でお話したこと、アンケートで頂いた内容、話題に出たことなど、簡単にまとめておこうと思います。

・全体的に「面白かった」と好評
→嬉しい限りです!

・最初は何をやっていいかわからない
→書き方や、主旨などをわかりやすくしなくてはいけないですね...改良の余地あり。

・楽しみながら勉強できた様子
→ゲーム後半はエキサイティングな値動きがありました(長期投資は、あまり一喜一憂して楽しむものでもないですが、楽しみながら学ぶと言う点では大事です)

・口数の計算などは結構面倒
→書き方を含めて改良かなと思います。

・株式初心者の方に、長期投資の考え方を知ってもらえた
→株式投資が初めてという方でも、長期的に投資をする、積立投資という考え方を知ってもらえました。

・ゲーム中盤「下がってくれた」「上がってしまった」という発言が... (^_^;)
→この発言の違いは面白いですね。「終わりは上がっていないとダメなんだよ!」とフォローはしましたが...

最初は「わかんない」という意見が多く、導入は反省点ですが、「終わる頃はわかってきた」「基準価格と実際の金額の動きは異なる事がわかった」という意見もあり、積立投資の特徴をぼんやりと体験してもらえたかなと思います。



【投資に関して伝えた事・理解して貰った事】

・必ず儲かる訳ではない
→資源発掘投信が元本割れしていました。長期投資だから絶対安全とは言えないです。(それを伝えるために、何か下がる可能性の高いダメ投信を用意しておくのも良いかな...とか)

・8資産を全て買っていた場合、個々では元本割れするものもあったが、合計するとプラスであった。
→20年の結果で見ると、元本割れしているものが多々ありましたが、全て合計するとわずかばかりではあるけどプラスになっていた。大きなマイナスを他の資産でカバーしていたという「分散投資」の考え方を知って貰えました。

・値上がりし続けるケースで積立はあまり増えない
→投資開始時点で手元資金があるのなら、と言う前提付きですが、[D]日本債券Idxのように、安定的に値上がりするのであれば、最初に全額投資していたほうが成績が良いです。

・下がってから上がるスピード回復効果
→[F][G]が顕著に現れました。20年スパンでは、[G]新興国成長株は回復しきれませんでしたが...

・17~18年目は、海外の株式は悲惨な年
→リーマンショックを思い浮かべてみて、この年が運用の終盤(定年前後)である人と、まだまだ30代~40代である人は、暴落の持つ意味合いは違う。(インベストライフ岡本さんがお話されていましたが、「暴落」というのは人によってチャンスかどうかは異なります) 運用終了間近で暴落に遭遇すると、回復が困難ということでしょうか。(なので、リバランスをして行くのですが、このゲームはリバランスがまだ出来ない状態ですので...改良でしょうか)

・積立投資は始めやすいが、終わるときは重要
→一括投資だろうが積立投資だろうが、終わり時は重要です。先程も上げましたが、17~18年目で運用を終えていたら、悲惨な結果でした。(たとえ分散投資をしていても、元本割れの結果になっています。投資額144万、積立合計が約131万)

・安い時に沢山の口数を買う
→前回お聞きして、星野さんが伝えたかったことだったので、これも合わせて伝えてみました。

・積立投資は赤字化しやすく黒字化しやすい
→赤字・黒字の転換グラフを見てもらいました。後半「泣きの10年」こそ、プラスのままでしたが、20年間で見ると多々黒字・赤字が入れ替わっている資産クラスがあります。積立投資は、投資期間が進めば進むほど、投資金額が大きくなるため、基準価格変動の影響を大きく受けるためですね。

・積立投資(ドルコスト平均法)の効果
→ちょっと、怒涛の反逆結果により、「ドルコストが良い」と勘違いされないかが心配です(結構しつこく伝えたと思います) 今回は特に「下がってから上がる」という形が多かったので、特にその面が見えてしまいましたが。「理論上、積立投資(ドルコスト平均法)は有利でも不利でもない」と言えます。が、未来のお金を一度に使えない、買いのタイミングを気にしなくて良い、値下がり時のメンタル面などから、投資分析が得意ではない、時間を取られたくない方などには積立投資が適しているのでは? と考えています。



このゲーム、色々と前提条件をつけた上で作っています。

・将来の相場はわからないモノである(予測をしない。銘柄分析はしない)
・積立金額は一生涯変えない
・途中では売買・乗換をしない(バイ&ホールド)
・運用期間が決まっている

当然、投資方法は多々ありますが、401k(DC、確定拠出年金)などは、積立投資の考え方が適していると思いますので、一度体験してみてもらいたいなと思います。(まずは、もっと改良・改善しないとですね)

(星野さんのセミナーなどで、他の場所でも開催されるとお聞きしています!)
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

ブログ管理人

Author:PET

Twitter
過去記事の検索
よく見るブログ・リンク・HP
主にインデックス投資/長期投資ブログになります。
RSSリンクの表示
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
Amazon
最新記事
カテゴリ
PETイチオシ推奨本
メールフォーム
連絡はこちらから。

名前:
メール:
件名:
本文:

にほんブログ村
ブログランキング
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。