お得情報ってなんだろう
金持ち父さん貧乏父さんの著者、ロバートキヨサキ氏の持つ会社がなんたらかんたら、という件。事実がイマイチはっきりしていないのですが、想像レベルですが、個人資産や他のビジネスまでは影響はないのだと勝手に思っています。当人が著書で「有限責任にして、個人資産までは取られないような仕組みを~」といった内容を書いていたはずですし。
氏のビジネスはもうダメという意見も聞きましたが、私が思うに、低迷はせずなおさら増すと思います。失敗しても個人資産は奪われないのでしたら、想定内でしょうから。
で、前から思っていた事なんですが、上のような話って「お得情報」なのでしょうか。ここ数年、様々な「お得な」情報とやらを聞いてきました。
・自己破産を前提とした借入、お得だよ。
・(実態は殆ど無いけど)ビジネスとして申告し、還付を受ける、お得だよ。
・どうやっても借りられない財務状態だけど、借りれるように出来るから、お得。
・こうすれば年金は払わなくてもいいんだよ、お得。
・相手が買うって言ってるんだから、それで利益が出るんだ、お得だよ。
・有限責任だと、自己資産まで及ばないからお得(上記で書いた件と同じですが、真顔で言っていた方とお話したことがあります)
・要はパクった方が儲かるんだから、自分で考えるよりお得だよ。
こういうのを指南する方々が、「Win-Win」とか言っていたりするのですが、「お得」ってなんでしょうね。要はいかに相手を騙して(もとい、価値を感じて頂いて)リスクを押し付けるか、だけだと思ったりするんですけど。同様に、「価値を感じて貰えた」というものも、最近は何か宗教的・詭弁だとも思っているんですが、ここでは割愛。
「相手が良いと言えば良い」のでしょうけど、相手側の事を考えると、例えば自己破産目当ての借入にしたって貸している側が損失を負担しているでしょうし(高い利率だからどうのこうの、という考えもあるでしょうけど、しわ寄せはまじめに返している人にだけかかってきます) そういったものが、簡単に出来るのかどうかは知らないのですが、それをお得情報とまで言っていいのか? なんてことを思ったりする今日この頃。
線引きが難しいとは思うんですが、ビジネスって結局は他人にリスクを押し付けて(騙して移転させて)、という、モノポリーより泥沼・酷いものだという認識に、最近なっちゃっています(ちゃんと活動されている方もいるのはわかるんです、わかるんですが...)
それを言ってしまうと、自分も給料を貰っているので、お前のやってる仕事はどうなんだと、思うところもあるのですが。
そういうことを最近考えていたりします。本当に人のためになるビジネスってなんだろね、全員が良いと言うものは無いだろうし、人が良いと言えば良い、のなら、上のようなお得な話は、結構ニーズとやらがあって良いと言える...のか? と結構自問自答する日々です。
明日はコツコツなので、少しリフレッシュしてきます。
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