2013-07-19(00:20)
うまい儲け話がやってくるのか? 雑感

数多くある「これは儲けられる、大きなリターンが得られる」という金融商品の紹介は枚挙にいとまがありません。時々、(売り手側なのか知りませんが)良質な投資であることを訴えている場面をよくよくよーく見ます。

自分としてはもはや「はぁ」としか思わないのですが、思うことをまとめておこうと思います。



■投資金の行く先はビジネス

忘れがち? かもしれませんが、これが大前提。基本的に、皆儲かると思ってビジネスをしている。儲けが確実? 儲けが不確実だから(バカ高い利回りを支払ってまで)投資家から資金を集め、起業時のリスクを投資家に移転するんです。これが投資の本来のあり方です。事業のリスクは投資家が追うんです。

もう一度書きますが、投資金の行く先はビジネス/事業です。それに投資するということは、「あなたが」(売り手・仲介者ではない)ビジネスがうまくいくと判断したから投資するんです。(分散の一部で個々の判断しないで効率化するとか、投資する側の手間も考えて判断する一面はあるけれど)

■多額の資金を持つ人が先。貧乏人はその後で

→皆さん、お金を借りる時に100人から100円ずつ借りますか? 10000円をちょっと知ってる友人から借りるほうが手っ取り早いと思いませんか? 多額の資金がいるような投資の場合、最初に裕福層/多額の資金がある人の所へ投資話が舞い降ります。

全く同じとは言えませんが、ビジネスをするとしても、お金が無い人より、有る人を相手にしませんか? より単価が高い仕事を優先する。多くのお金を出してくれる人を優先する。(別のポリシーがあればその限りではありませんが)

重要なポイントですけれど、有利な条件を取り付けたいのは、出資するあなた投資家側だけじゃありません。出資を受けたい事業主側も、より有利な条件(要は低利率で)で出資して欲しいんです。自分の事ばかり考えていると、相手の事情を見失うと思います。(ゼロサムのボードゲームやればわかるよ (゚∀゚))

「なんでお前にx%も利回り払う必要あるの?」の理由を探してみましょう。それは事業主がリスク低いのに高い利回りを提供するバカだからなんですかね? 「いいか、どっちがバカだかよーく考えろ」です。

■本当に儲かるビジネスであるなら、誰かが先取りしているケースが非常に多い

Twitterでは「本当に儲かるビジネスなら銀行が貸すはずだろ」と書きましたが、「ビジネスを見る目利き能力が銀行に有るか? は疑問」という点は、意見を聞いてそのとおりと思いました。(銀行はその目線で貸出していないかもしれません。また、一律一定ルールで貸し出して業務効率化した方が利益最大化が見込める、という観点...かもしれません。甘々で見てですが)

ただ、本当に投資家側に有利と思われる話は、銀行でなくとも、早い時期に投資家に着目され(目をつけられ)やはり先に取られます(裁定が働く)。(あなたと同じく)落ちてる金を拾いたい人は山のようにいます。

■資産が無い人はライバルが多い→裁定が働きやすい

多額の資産を持つ人は人口数では低いので、高額案件の競争率も低いです。資産を持たない人は、人口数では圧倒的に多いので、少額案件の競争率が非常に高いです。

アナタが最初にその案件を良質と判断し、投資の意思決定をしなければいけません。少額投資はライバルが多い、裁定も入りやすい。

あなたが日頃から着目・精通している分野のビジネス/投資であれば、ノウハウや知識があるためアドバンテージがあるかもしれません。

旧来の中でもない、何だか成功者だの著者だの有名人だのの、他者から与えられた(初めて聞いて感銘を受けた)投資案件というのは、上位から与えられるチャンスを全て蹴られた、下流の流しそうめんの一部です。みんな価値がある(と思っている)緑やピンクの色付きそーめんが最下流までそんなに回ってくると思いますか?

■多額の資金があればいい話が舞い降りるか?

→これはよく考えてみたら、少し違うなと思いました。洗浄されていない投資は玉石混交です。ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンの原則の通りと思います。

が、裕福層がなぜ裕福層となったのか? ビジネスを見分けるノウハウ・能力があったから成功して裕福になった...人が多いのであれば(正の相関があれば) 裕福層が良質の投資を拾う確率は多くなると思います。裕福層だからではなく、ビジネスを見極める能力・ノウハウがある人が裕福層になりやすいからかもしれません。

■仲介屋がいなくなった後を想像しましょう

→商品を斡旋する人は沢山います。某海外ファンドなども、その仲介者が突然いなくなった時、各種手続きや確認が自身で出来ずに困る...状態では問題外と思います。自分でコントロールできているようで、仲介者に依存していることになります。

■依存による弊害

→「xxしなければならない」「xxがいないと困る」という状態は、その依存先の言いなりになりやすく、意図しない行動を取らざるを得ない状況になりがちです。(結婚/家/子供で退職出来ない状態になれば、会社の無理な要求を蹴り辛い人が多いのでは、というのと似ています) こういうケースは投資というより仕事/ビジネスにも多いと感じますが... どちらが優位に立っているのか? を把握しましょう。下流にいて依存している事を自覚した上で、意思決定が必要です。

■いいからお前が出資しろ

→投資案件の斡旋者が斡旋はするんですけれど、自身が出資してその資金を他者から融通する、というモデルを考える人っていないな、と思います。色々法律がうるさいんでしょうか。そうなったとしても、資金持ち逃げされるリスクがあるので私は貸しませんが。

自分がリスクを負って投資するより、「良い物を薦めたい」「コンサルティング」「あなたに成功して欲しい」の名の下に、他人にリスク取らせてコミッションを取る方が遥かにローリスク・ハイリターンです。



さて、ここからは対策などなどの所感。

■わからないに商品は投資しない

→大前提です。他者から与えられた案件で、ビジネスを見る目もノウハウも無く、都合よく「私には出来る!」と思うのはオーバーコンフィデンス(自信過剰)が過ぎます。運が良ければ儲かるかもしれませんね。(参加者全員を損させるような商品を売る人は、営業としても詐欺師として三流と思いますけどね)

■損失額を知った上でやるのはあり

→リスクが高くても、損する確率が高そうでも、わかっててやるのはOKと思っています。Twitterでも拝見しましたが「わからないことをわかっている上でやる投資」はオッケーだと思います。(私も、損失額が少額で許容出来るならオッケーってよく言ってますし)

ただ、巷にあふれている儲かると言われる案件は、数十万~100万からなどが多く、それを少額と言える人は私の周りに殆どいないという認識です。私も、海外の某ファンドは実際(色々な意味で)気にはなっています。最低投資額10,000円から出来るのであれば、買ってみたかったのですがね。諭吉一人だけなら、もう何も怖くない。



売り手はいつも顧客・見込み客を探してる。売り手の売り文句フレーズにも多々思う所はありますが、それはまた今度。

はぁ、結局書く記事はこんなのばっかりになるのよね...
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