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金融機関のカモにならない! おカネの練習問題50

2010/06/22
書籍 0
金融機関のカモにならない!  おカネの練習問題50金融機関のカモにならない! おカネの練習問題50
(2007/11/22)
吉本 佳生

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2年くらい前に読んで、目から鱗だった本を読みなおしました。非常に良書だと思います。統計や数字のトリックを紹介し、本質を気づかせようとしてくれます。50問中30問以上正解しないとカモになる危険性大だそうです。自分は45問くらいあってたので、とりあえず安心でした。まぁ2回目ですので、全問正解くらいしないとダメだと思いますが。

単利と複利の取り扱い、グラフの嘘やリスクとリターンの関係、ベイズ推定からモンティ・ホール問題などの確率による誤解しがちなポイントなどに触れてあるため、ちょっとレベルの高い本だと思います。これが理解できるようになればかなり計算と論理の力がつくと思います。

「ドルコスト平均法」「分散投資」「貯蓄から投資へ」「リスクを取らなくてはリターンは増えない」「ハイリスクハイリターン」と言った単語を知りはじめ、資産運用等にポジティブになりすぎた人が読むと良いのではないでしょうか。一気に凹むと思いますが。

ちなみに、固定金利を嫌い、変動金利をやたらおし勧めるのは何ででしょう(問題33) インフレ対策のことはわかりますが、固定と変動で変動が絶対的に有利なのでしょうか。どちらも有利・不利にならないような利率で決定されているような気もします。この考えを推し進めると、銀行のローンは完全固定が非常に有利のように聞こえます(貸す側が得なら借りる側は損のはず) 個人向け国債は2年で解約できるので(最近出た固定3年のものだと1年で解約可)一部だけ固定金利のものを買い、インフレになりそうであれば解約してほかの資産に乗り換える選択肢もありではないでしょうか(経済学的には完全に間違った行為なのでしょうか。。。)

吉本佳生さん自身、預金・国債以外の運用が好きではないようで、本の巻末に「ライフプラン・資産運用という言葉自体が金融機関の売り文句なのは言い過ぎでしょうか?」とまで言っています。氏の主張はちょっと保守的すぎというか、ストイックという気がします。「騙されない」という点では正しいのだと思いますが(それだけ、金融機関の悪い面を見た上での結論だと感じています)

株式投資ありきの資産運用は完全にマチガイであると思いますが、「ライフプラン・資産運用=株式・債券を持つこと」ではないと思うので、ライフプラン・資産運用が不要と言う旨にはちょっと賛同できないかな、と思いました。借金返済計画も貯蓄も家を買ったりするのもライフプラン・資産運用だと思いますし。

一般的なサラリーマン世帯としては、バランスシート・損益計算書を元に管理し、許容できる範囲での収支管理を行い、収入を減らさない能力アップも疎かにせず、騙されない知識と思考能力を身につけるのが第一歩だと思います。



そして、この本にもリスク資産による複利運用はひとり勝ちを生み、巷で書かれている複利効果は出ない旨の記述がありました。2年前は全く知識もなかったので覚えてすらいなかったようです、お恥ずかしい。
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PET
Admin: PET
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